『人の皮脂の組成』
・トリグリセリド…41.0%
・ワックスエステル…25.0%
・脂肪酸…16.4%
・スクワレン…12.0%
・ジグリセリド…2.2%
・コレステロールエステル…2.0%
・コレステロール…1.4%

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「トリグリセリド」
いわゆる油脂類でトリアシルグリセロール(TAG:脂肪酸が3つ付いたグリセロール)とも言われる。エネルギーの貯蔵や組織の保護などに利用される。”中性脂肪”と言うとイメージしやすい。脂肪酸の選び方によって多くの種類があるが、中性脂肪としては動物の脂肪組織の95%を超える。
油脂について(農林水産省)

「ワックスエステル」
高級脂肪酸と一価または二価の高級アルコールとのエステルを指す。常温では柔らかい固体で融点は100℃以下のものが多い。ヒトは消化できず下痢になることがある一方、皮脂腺で作られる脂質の主成分でもある。
石油系ではパラフィンワックスが、動物由来ではマッコウクジラ油や蜜蝋、植物由来ではホホバ油やパーム蝋、カルナウバ蝋が知られている。

「脂肪酸」
長鎖炭化水素の1価のカルボン酸。
炭素数により短鎖脂肪酸(低級脂肪酸)、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸(高級脂肪酸)に分類される。不飽和度により飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸(一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸)に分類される。また不飽和脂肪酸は幾何異性体にcis型とtrans型があり、近年trans型のものをトランス脂肪酸と呼ぶ。
脂肪酸について(農林水産省)

「スクワレン」
サメの肝油、オリーブ油に含まれる油性物質。ヒトも体内で1日約800mg生合成するがその後コレステロールとなるものが多い。
“スクワラン”はスクワレンに水素添加を施すことで半固形または固形化させた硬化油。スクワレンより安定性が増し、クリームなどの化粧品の油剤や保湿剤として利用される。

「ジグリセリド」
ジアシルグリセロール(DAG:脂肪酸が2つ付いたグリセロール)とも言われる脂質。一般油にも数パーセント含まれ、小腸で吸収されたのちに油として再合成されにくい。一般に乳化剤として利用されることが多い。脂肪酸の選び方によって多くの種類がある。

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これまでは学生時代の化学専攻はあまり役立てず、食と農を中心に仕事をしてきました。 Olvieのプロジェクトには九州外から参加。とは言え九州には縁があり10年ほど住んでいたことも。ほんと「九州はいいところだ!」って思います。

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