柑橘系の配合成分の話が続きます。
前回は柑橘系全般、特にオレンジに多く含まれるリモネンの話でした。

でも、今回のベルガモットはリモネンの含有量がが少ない柑橘です。
代わりにスズラン、ラベンダーに含まれるのと同じ香り成分のリナロールが多かったり
苦味成分の元となるフラボノイド配糖体が多く含まれています。

苦味が強いため生食やジュース加工などにはあまり向かないのですが、
そんな中でもよく知られているのがフレーバーティーとしての「アールグレイ」です。
アールグレイは茶葉の指定は特に無く、あくまでもベルガモットの香りが重要で
そのフレッシュで落ち着いた香りはアイスティーやミルクティーでも充分感じられます。
あとはベルガモットのお酒(リキュール)でしょうか。
きちんと果実酒として作られていれば薬用酒的な効果がありそうですね。

香料としては香りの持続時間がやや短いためオーデコロンとして利用されることが多いようです。

さて、含まれる苦味成分の主なものはポンシリン、ネオヘスペリジン、ナリンジンで、
これらはひっくるめて「フラボノイド」と言います。
成分名はほとんど聞いたことがないですが、フラボノイドは何となく聞いたことありますね。
ちなみにフラボノイドのグループには割とよく耳にする
アントシアニン、カテキン、タンニン、イソフラボン、ルチンなどがあります。

「ポリフェノール」という分類の中にフラボノイドがあり
フラボノイドという分類の中にアントシアニン、カテキンetc…があるイメージです。

いずれも「ファイトケミカル」や「フィトケミカル」と総称されて植物中に存在する有機化合物のことです。
化学的には「植物に含まれる化合物全般」なので毒も薬も関係なく全てなのですが
何となく身体に良いというイメージだけが前に出ているように思います。

まぁ、薬も大量に取れば毒になりますし反対に少量の毒が薬として働いたりするので
このあたりは用法・容量、人間側の考え方次第といったところもあり難しいですね。

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ベルガモットから話がかなりそれてしまいました。
ベルガモットはダイダイとマンダリンオレンジの交雑種とのことですが
苦味が強いということは、かなりダイダイ寄りの性質が強いんでしょうね。

僕は生のベルガモットを見たことがないですが
ここまで苦い苦いと言われると
実際に見て、是非その苦味も口にしてみたいところです。

効果も色々あるようですが、皮膚に対するものとしては
脂性肌、頭皮ケア、湿疹、ニキビ、吹き出物などの改善に良いようです。

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これまでは学生時代の化学専攻はあまり役立てず、食と農を中心に仕事をしてきました。 Olvieのプロジェクトには九州外から参加。とは言え九州には縁があり10年ほど住んでいたことも。ほんと「九州はいいところだ!」って思います。

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