前回はOlvie美容オイルの中の柑橘系成分の中から
「マンダリンオレンジ」についてでしたが、今回は「オレンジ」。

“マンダリンオレンジ≒温州みかん”という話を前回書きました。
中学校の最初の頃、英語で「オレンジ」は「みかん」と訳しましょうと習いましたが
日本人が「みかん」でイメージするのは一般的に「温州みかん」です。

そんなこともあり「オレンジ」とだけ聞くと、「どのミカン??」と思いますが
詳しく言うと

ミカン科 – ミカン属(カンキツ属) – オレンジ類 – オレンジ/ベルガモット
                                                  - 香酸柑橘類 – レモン
                                                  - ミカン類 – 温州みかん/マンダリンオレンジ

と、類が異なるのです。

ちなみに、グレープフルーツはグレープフルーツ類というのがあり
近年店頭でちょこちょこ見かけるようになったものの、
どれがどれか覚えられない「清見」「せとか」「せとみ」「はるみ」などは
デコポンや伊予柑と同じタンゴール類ということです。
(どれか忘れましたが、皮が剥きやすくて甘くて美味しいのがありました。)
確かに味や香りの系統が類によってそれぞれ異なるように思います。

—–

さて、オレンジでよく利用されているのが
「天然成分で安心!」との売り文句で目にすることが多い
「オレンジ洗剤」や「オレンジクリーナー」。

ここでいう天然成分の主なものが「クエン酸」と「リモネン」になります。

酸性のクエン酸は、アルカリ性の重曹と共に家庭内での掃除によく使われます。
また「お酢リンス」というのもありますが、
せっけん系シャンプーを使った後の髪のきしみ防止にクエン酸水を使う事もできます。
せっけん系シャンプーで髪の毛がアルカリに傾いくことできしみが発生するので
酸性のお酢やクエン酸水で中和するという方法ですね。

次にリモネンです。
リモネンは柑橘系の果物に多く含まれますが、
中でもオレンジは1個あたりでも100gあたりでも、レモンやグレープフルーツ等より多く
柑橘系の果物の中でもトップの含有量になります。
ゴムやプラスチック等を溶かす性質があるので、汚れ落としやシールはがしに利用されます。

ゴムを溶かす実験

ただしプラスチックについては材質によります。
ペットボトル等に利用されるのペット(PET)素材は問題ありませんが
食品トレーや発泡スチロールに利用されるポリスチレン(PS)素材はガッツリ溶けます。

この性質のせいで、柑橘オイルを利用した化粧品などは
容器選びに悩まされるんですね。
(ゴムやPSなどが目に見えて溶けなくても、劣化は早まるので注意が必要です。)

あ、もちろん皮膚なんかが溶ける心配は全くありません。
ゴムやPSじゃないですからね。当たり前ですが。
オレンジ果皮油にはフラボノイドとビタミンA、B、CとEが含まれることで
皮膚コンディショニング剤としての効果が期待されているくらいです。

香料としてのリモネンを考えると、不安解消/代謝促進/免疫力UPが言われています。
リラックス系の効果でしょうか?寝る前に嗅ぐと安眠効果がありオススメとのことです。

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これまでは学生時代の化学専攻はあまり役立てず、食と農を中心に仕事をしてきました。 Olvieのプロジェクトには九州外から参加。とは言え九州には縁があり10年ほど住んでいたことも。ほんと「九州はいいところだ!」って思います。

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